3月初旬にスペインとフランスの間にある小国、アンドラに4歳娘を連れて家族でスキー旅行に行きました。
<目次>
1.アンドラへの行き方
①アンドラ行きのバス会社
バルセロナからアンドラへ公共交通機関を使って行く場合の選択肢はバス一択(電車はない)で、所要時間は約3時間です。
バスはAndorraDirectBus, ANDBUS, Alsaの3つのバス会社があります。
今回行きはAndorraDirectBus、帰りはANDBUSを使いました。
(本当は往復AndorraDirectBusの予定でしたが、時間変更することになったのでANDBUSになりました。)
それぞれ金額はさほど大きく変わらないようですが、発着駅が異なるので利便性で選べば良いと思います。
AndorraDirectBus:サンツ駅発着
Andbus:Diagonal通りのZona Universitad近く発着
AndorraDirectBusは出発30分前にチェックインするよう指示があり、その通りサンツ駅に向かい、バスターミナル内のカウンターでチェックインを済ませました。パスポートの提示が求められるので忘れずに。
どこの乗り場に着くのか案内がなく、係の人に聞いても「そこで待ってて」とのこと。
結局発車時刻の10分前くらいにカウンター前にバスが到着し、空港から乗ってきた人で席のほとんどが占められている中、なんとか家族3人で座りました。
予定通り3時間でアンドラに到着。途中休憩なし、パスポートチェックはありませんでした。
アンドラのバスターミナル到着後は、徒歩でTourist officeに向かいました。
大型ロッカーはここにしかないとのことなので、荷物を預けたい場合はここで預けると良いです。
その後、L5の市バスに乗って今回の滞在先Arinsalに向かいました。
市バスは現金が必要です。市内~Arinsalは20~30分でした。
帰りはANDBUSの予約時にバスターミナル以外にホテル前など選択肢が複数あったので、利便性の良さそうな市内のホテル(Yomo Centric)前のバス停で予約しました。
バス停に現れたのはミニバンのような小さな車で、これでバルセロナまで戻るのか…?と思っていたら、アンドラのバスターミナルで大きなバスに乗り換えたので、始めからバスターミナル発で予約しても良かったと思いました。
2.スキー場&ホテル選び
アンドラのスキー場は大きく分けてGrandvaliraとPal Arinsalに分かれます。
前者の方が規模が大きく、後者の方が小規模かつファミリー向けとのことだったので今回はArinsal近くの宿を選びました。
なお、PalとArinsalの違いについて、Palはそり用エリアあり、Arinsalはなし、という違いがあります。
子ども用スキー教室はいずれにもありました。(Pal、Arinsalの地図は下記参照)
出典:https://skiandorra.ad/imatges/contingut/194/vallnord-mapa-fr-en.pdf
今回の宿は上記の一番右端にあるYomo Patagoniaというホテルに泊まったのですが、スキー場直結ではあるもののメインのゴンドラではない為、周りにレンタルショップが少なく有人のチケットオフィスもなかった(自販機は有り)ので、選べるのであればメインエントランス近くの宿がお勧めです。
我々は結局泊っているホテルからバスでメインの入り口へ行き(徒歩だと10分強)、真向いにあるレンタルショップでスキー用品をレンタルしました。
なお、ウェアのレンタルはないと言われたので夫は私服(タートルセーターにジーンズ)でスキーをしていました(笑)
(※普通のスキー場に比べれば暖かいですが、吹雪く場合もあるのでスキーウェア着用を推奨します)
なお、食事は朝食のみ付プランだったので夕飯は18時前にもオープンしているお店を探し、以下で食べました。前者はピザメインのバー、後者の方がしっかりした食事ができました。
いずれも量が多いので品数少なめにしてシェアするのが良いと思います。
FUGAZZETA PIZZA & CAFE
https://goo.gl/maps/44UC1iszKe985RaGA
Restaurant 360 Eatery & Bar
https://goo.gl/maps/YnVfzyg2ox371L4b8
3.子ども向けスキー教室
今回娘の初スキーだったので、スキー教室に申し込みました。
ネットで事前に予約しようとしたらうまくできなかったので当日朝Arinsalのゴンドラを上って建物2階にある受付に直接行き、ちょうど10時だったので10時からのクラスに入れてもらうことができました。
クラスは3時間で50€で、その日は娘も入れて4人が受講していました。
スキー板を履いて歩いたり、とてもなだらかな坂を先生の補助付きでゆっくり下ったり、間には休憩がありスナックを食べたり塗り絵をしたりしていたようです。
先生の主言語はスペイン語でしたが、娘用に英語でも話してくれていました。
すぐ近くに初心者用コースがあり、親はそこで滑ったついでに子どもの様子を見ることができました。
娘はすぐに馴染んだようで、一生懸命滑って楽しんでいたようです。
4.スパCaldea
アンドラでは有名な施設ということで、前日に予約をして行きました。
メインのスパは5歳以上しか入れない為、3-8歳の子ども用スパのLikids(3時間)に娘を預けることにしました。
Likidsはネットから予約することができ、予約の時点で11:45か12:00の枠しか空いていなかったので、早めに予約することをお勧めします。
到着後は娘の身分証を提示して年齢チェックの後、入場。
更衣室は家族用コーナーがあり、3人で着替えて中へ入りました。
Likidsに連れて行くと、すでに何人か子どもたちが入っていました。
アレルギーはないか、爪に何か塗っていないか聞かれ、防水ケースに入った緊急連絡用の携帯電話を渡された後、娘を引き渡しました。
特に嫌がることなく入ってくれたので一安心。
ここは親の立ち入りはできず、外からも中が見られないようになっており、どんなことをするのか気になりつつ立ち去りました。
娘が子ども用スパにいる間、私と夫はメインの室内温水プールや屋外の展望プール、36℃のインド風呂、サウナ、足湯などを楽しみました。
スパというので後楽園のスパラクーアのようなリラクゼーション空間を期待していったのですが、メインのプールは本当にただの「温水プール」で、サウナの温度はさほど高くなく、唯一の温かいインド風呂は15分で入れ替え制になっており、正直価格に対して物足りなさがありました。
きっと海外の人はそこまで熱いお風呂に入らないんですよね。
のんびり足湯に浸かっているのは我々夫婦くらいでした(笑)
さて、途中でスマホを取りにロッカーに戻ったら、同じタイミングで子ども用スパに入った子どもを発見。
てっきり3時間のプログラムがあるのかと思っていましたが、どうやら好きなタイミングで子どもを迎えにいけるようです。
すでに2時間が経過しており、だいぶスパも満喫したので娘を迎えに行くことにしました。
迎えに行った時は、もう一人の女の子と二人で水遊びを楽しんでいるところでした。
こうやって親は親、子どもは子どもだけで楽しむのが当たり前のヨーロッパの文化はすごく良いなと思います。
5.子連れにおすすめの公園
アンドラのバスターミナルから中心地に向かう途中にあるのがセントラル公園です。
桜?並木があり、遊具も充実していて子連れにお勧めです。
歩いている途中で遭遇したので娘は吸い込まれて一通り遊んでいました。
Caldeaの前にも同じような公園があるので、そちらも良いと思います。
以上、アンドラ旅行の記録でした。
上記には書きませんでしたが、アンドラは買い物天国としても知られており、付加価値税が4.5%と安い為、20%かかるスペインに比べ安く買い物をすることができます。
スキー、スパ、買い物と3日間楽しむことができて良かったです。
それでは。
Hasta pronto!(また近いうちに)