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スペイン帯同妻兼学生の生活&子育てブログ

【子連れ地中海クルーズ(MSC World Europa)】感想と反省

夏休みに夫と4歳の娘と地中海クルーズに初乗船したので感想と反省を纏めます。

<目次>

1.スケジュールと行程

期間は2023818日~25日の78日、ルートは下記の通りです。

(引用元:MSC World Europa cruise itineraries | MSC Cruises

各寄港地では以下のように過ごしました。

後述しますが、いずれもクルーズ船手配のExcursionはほぼ使いませんでした。(マルセイユへの片道移動のみ)

マルセイユ:観光列車に乗って大聖堂見学

ジェノバポルトフィーノ訪問

ナポリ:旧市街&サンタルチア散策、ピザ作り体験

メッシーナタオルミナ訪問、イゾラベッラで泳ぐ

ヴァレッタ:青の洞門ツアー&泳ぐ、大聖堂見学

2.クルーズ全体の所感

箇条書きで所感を述べていきます。

・船が大きい!(今回乗ったのは2022年建設の最新鋭のMSC Europeという船で、長さ333m、乗客は6762人搭載可能な船)

Ocean viewの部屋が素晴らしい!(出発4か月前に予約した際、Ocean viewは丸窓ではなくInfiniteタイプしか空きがなかったが、良かった。)

・動くホテルであり、動くショッピングモールのよう。

・子ども用プールエリアがあり、小さい滑り台もあって良かった。

・海を見ながら移動できるのがとても楽で快適。

・朝起きて海や港が目に入るのが素敵。

・移動中に子どもが大人しくする必要がないのが良い。

・揺れはほとんど感じない。寝るときに振動を感じるくらい。

・意外と慌ただしい(寄港地観光プランを考えたり船内プログラムをチェックしたり)。

・朝食、昼食のブッフェは激混み。時間をずらすべし。(朝食は無料でルームサービスもできるので使えばよかったかも)

・レストランでの夕食は前菜・メイン・デザートを選ぶことができ、ブッフェよりもおいしくて良かった。(ただし時間が17:45-指定だった為一度しか使わず)

・乗客の服装は意外とカジュアル。

・子連れが多い。大衆船なのもあり、若者~ファミリー層が多かった。

・意外と他の人との交流はなかった。(人が多すぎて顔見知りもできなかった。)

・船内でスマホの電波はなく、有料のWi-fiサービスがあるが、寄港地では電波が届くのでなくても大きな問題はなかった。

MSCアプリでプログラムをチェックしたり家族とチャットできるのは便利だった。(有料のWi-fiがなくてもアプリのコンテンツは見られる仕様になっている)

・ランドリーサービスはなくても何とかなった。

ちなみに、船内では日々Dairy programと、乗船2日目くらいにExcursion guideが配布されました。ここにドレスコードの記載もあるので要チェックです。

3.キッズプログラムについて

こんな感じのプログラムでした。

所感としては以下の通りです。

・予約も支払いも時間制限もなく、ふらっと行って預けられるのがとても便利。

19-23時まで開いており、20時にはブッフェに連れて行ってご飯を出してくれるので、その時間を踏まえて大人のディナーの予約をすると良い。

(今回はあまり考えずに予約した為、18時半ディナー開始、19時に子どもをキッズクラブに連れていくという謎な流れになった。)

・キッズルームのオープン時間をよく確認する必要あり。

18時半に問合せで訪問した際、17時で一旦クローズするのを失念した親御さんの子どもがギャン泣きしながら待っているところに遭遇した。かわいそうに…)

・航海日にあったKids用のMaster chefCooking好きな娘にぴったりだと思い行かせたら、英語/スペイン語の説明が長く、なぜか作るだけで食べなかったり、いまいちだった。

・夜のファミリーディスコは21時スタートで遅すぎた。(娘はダンス好きで楽しみにしていたが、眠かったのとディスコの照明にストレスを感じたらしく早々に退散した。それ以降は20時頃からやっているプロムナードのデッキへ行って踊っていた。)

4.クルーズの反省点

①寄港地観光について

ポルトフィーノ/イゾラベッラ
タオルミナ/マルタの青の洞門

今回、クルーズ船のExcursionはほぼ使わず、自分たちでGoogle mapで調べてポルトフィーノタオルミナを訪問しました。

結果、とても大変でした。

何が大変かというと、

・港から街に出るまでの距離が意外とある(地図では10分と出ても初めての場所で迷ったり、坂道になっていたりする)。

・電車やバスの切符の買い方が分からない。

・予定していた特急券が売り切れていて乗れない。

・電車やバスの本数が少ない。

・バスが混んでいる。

・フェリーのチケット売り場が混んでおり、列が進まない(チケットを買っていてもツアー客が優先されるので乗れないことも)。

・事前にチケットを買っていないためにバスに乗れない。

・無料シャトルバスのクルーズポートに戻るバス停からクルーズ船までがとても遠い。

等々がありました。

ちなみに、マルセイユでは往復のシャトルバスチケットを購入していたにもかかわらず、帰りのバス停を確認しておらず、ネットで検索して出てきたシャトル乗り場にバス+徒歩で30分近くかけて行きました。

そこは無料シャトルバスの乗り場で、シャトルバスの降車地からクルーズ船まで15分くらい歩くことになり(しかも子どもを抱っこして)、非常に大変でした。

上記体験を踏まえて、今後は以下の方針としたいと考えています。

Excursion方針>

・移動時間が1時間以上かかる

・電車やバスの乗り継ぎがある

・電車やバスの本数が少ない

・切符の買い方が分からない

のうち2つ以上当てはまる場合は、Excursionを申し込む!

なお、直前だと見られるツアーが少なかったので、せめて1週間前までに申し込む方が良いかもしれません。船の中でも申し込めますが、費用が割高になります。(事前申し込みだと20offだったかと。)

また、Excursionを手配しない場合でも、

・ネットで買える電車の券は事前に購入する

・港から市街地の距離、行き方を確認し、必要に応じてタクシーを使う

というのは留意したいです。

そもそも、出航前に寄港地観光プランを練る!というのが一番大事です。

事前に入出港の時間は分かっているので、おおよそのスケジュールを乗船前に考えておくと船内でバタバタせずにすむはずです。

今回は全ての準備を出航3日前に始めてしまったので、全てがバタバタ、後手後手でした。反省。

②食事について

レストランの朝食/寿司/Bucher’s cut/Garden Kitchen

今回、事前にトリプルプランのようなプランでスペシャルレストラン3つが入ったパッケージを、夫の希望により予約していました。

内容は、寿司、Bucher’s cutGardens kitchenです。

寿司はまぁ普通、Bucher's cutは肉は美味しいけど量多い、Gardens kitchenは量、味ともに満足という感じで、わざわざ予約する価値があるのはGardens kitchenくらいかな、という結論になりました。

そもそもクルーズ代金は三食込みなので、それを使わず+αでお金を払うのは勿体ない気もします。

また、盲点なのがランチ。どこも観光地でそれなりの食事をしようと思うと高い!

マルセイユのブイヤベースランチは三人で87€!(フォアグラも食べましたが)

なので、お昼を船内で食べられる場合は船内で食べてから行く、寄港地では毎回レストランではなく軽食(サンドイッチ系)も活用する、というのをすればよかったです。

また、夫はお酒を飲まないので、クルーズのドリンクパッケージはノンアルパッケージでも良かったかも?と言っていました。今回はよく考えずEasy packageにしたのでビール、ハウスワイン、カクテルあたりは飲み放題でした。

③お土産について

MSC限定のレゴを買うつもりだったのですが、早く買うと娘が部屋で開けたがるから最終日に買おうという話になり、迎えた最終日。

行くと・・・閉まってるうううううううううう!!!!!

レセプションに行って「どうやったら買えるの!?MSCグッズは!?」と半狂乱で問合せるも、「寄港中はお店は閉まっているから無理よ、オンラインショップもないわ」とのつれない返事。

「お土産のショップは寄港中に閉まっているので、航海中に買うべし」

というのが教訓です。

中古サイトを見ると、かなりの高値で売買されています。

船の中でしか買えないからですね。

5.持ち物について

持ち物についてのメモもまとめておきます。

・洗濯用品

ランドリーサービスは申し込まなかったので、ハンガー、洗濯ばさみはあって良かったです。

ハンガーは部屋にもありますが、いつも使っているハンガーが使いやすかったので手持ちのハンガーを使っていました。

他のブログを見ると、耐荷重のあるフックを持参したり、洗濯袋(全部入れて丸ごと洗えるもの)を持参している人もいるようでした。

ドレスコード関連

フォーマルデーが1回あったので、夫はおしゃれシャツにスーツのズボン&革靴、私はきれい目の紺ワンピースにパールネックレスを付けていきました。(足はサンダル)

「結婚式のお呼ばれのような服装」と指南しているブログを見かけましたが、今回乗船した船はそこまでフォーマルではなかったです。自分が好きなドレスを着るのが一番。

他の方々は皆さん思い思いのドレスアップをしていて(普通のワンピースの人も多数)、人と合わせるよりオリジナリティが大事だなと思います。

また、MSCクルーズはホワイトナイトがあることで有名らしく、一応白い服を持っていきました。

色々あって着替える気力がなくそのままの格好で過ごしましたが、20時前くらいまで白い服の人は23割くらいで、あとは自由な服装でした。

夫いわく、22時以降は殆ど白い服だったようで、夜遅くなるにつれてホワイト率が高まっていたようです。

・現金(ユーロ)

意外と寄港地では現金が必要な場面がありました。(カードが使えないバスやお土産屋さんでの少額の買い物、有料トイレなど)ある程度持参しておくと安心だと思います。

6.おまけ・旅のしおり

今回の旅のしおりです。いつもは旅育用に子ども仕様で作っていましたが、今回は大人用の記述も入れました。

クルーズ寄港地だけの観光情報をまとめた本も出ているようですが、海外在住で手軽に購入できなかったので、ネットから引っ張ってきた情報を纏めました。

船内でWi-fiが使えなかったので、ある程度調べておいたのは良かったです。

 

以上、今回のクルーズの感想と反省でした。

 

MSCレゴを買うべく、帰国までにまたMSC船に乗ろうと思います。

 

それでは。

Hasta pronto!(また近いうちに!)