海外でバースデーパーティーを開催した体験談と反省
スペイン・バルセロナで娘5歳のバースデーパーティーを開催しました。
初めての開催で、試行錯誤しながらでしたが無事に終わったので記録に残しておきます。
(目次)
1.スペインでのバースデー事情
こちらでは誕生日の人が主催で誕生日パーティーを開きます。
これまでに参加した誕生日パーティーでは、ナーサリー貸切や自宅の屋上で開催し、飲食物は主催者側が用意して、参加するクラスメイトでお金を集めて大きなプレゼントを買って持っていくという形でした。
ほかには室内遊戯場でバースデーパッケージプランを頼んだり、アニメーターというエンターテイナー(ペインティングをしたり一緒に歌やダンスをしてくれる人)を雇う人も多いそうです。
また、パーティーごとに「プリンセス」「スパイダーマン」「パウパトロール」などテーマを決めて開催されることも多いです。
2.開催決定~会場決定まで
クラスメイトのお友達の誕生日パーティーからの帰り道、「〇〇ちゃんはパーティーどこでやるの?」と娘が尋ねたことをきっかけに、本格的に誕生日パーティー開催を検討し始めました。
ちょうど仲良しのお友達の誕生日が近く、ママさんと話して共同開催することにしました。
室内遊戯場では一日に何組もパーティーをしていると聞いていたので、プライベートで落ち着いて楽しめるナーサリーの貸切にしました。屋内外に遊具があるのも良かったです。
インターナショナルのナーサリーのようで、スタッフの人と英語でコミュニケーションできるのが良かったです。
予約したのは開催3週間前でしたが、系列園では同じ日時が埋まっていたので、1~3か月前から予約すると安心かと思います。なお、私たちは土曜日の11~14時開催にしました。
3.各種手配について
パーティーに必要な諸々は下記の通り準備しました。
ナーサリーにはパッケージプランもありましたが、経費削減のため自分たちで準備したものが多いです。
①招待状
経費削減&環境対策のため紙の配布はせず、下記のサイトで無料で作成したものをクラスのWhatsAppに流しました。クラスメイト以外では、それぞれ自国のお友達を数人招待しました。
Birthday Invitation Templates (Free) | Greetings Island
②食事
Turrisというパン屋さんのケータリングをお願いし、スナック類や寿司、ソフトドリンクはスーパーで購入したものを搬入しました。
アルコールはパッケージプランのCavaセットをお願いしました。
(写真は寿司到着前)
③ケーキ
何店か見積を取り、10~20人用となると200€くらいするお店もあり悩みました。
それほどデザインにこだわりはなかったので、一番お値打ちだったこちらのお店のケーキをオーダーしました。問合せしないと値段が分からないお店が多かった中、こちらは形が決まっていて、大きさ、金額が明確なのが良かったです。
ユニコーンとレインボーを載せたいという娘の希望に合わせ、トッピングをAmazonで別途注文して載せました。
Lolita Bakery | cupcakes and cakes in Barcelona
④プレゼント
前回のクラスメイトの誕生日パーティーではまとめ役の人が集金&プレゼントを選んで購入していたのですが、それだとまとめ役の人に負担なのと、プレゼントは自分で選びたかったのでクラスメイトの親御さんから主催者の親に一定金額を送金してもらうことにしました。
いただいた金額に合うよう、LEGOやアクアビーズ、メイクセットを購入させていただきました。
スペインのパーティーで定番とされるピニャータ。くす玉のようになっていて、お菓子を詰めておいて当日棒で割るというものです。
パーティーグッズ屋さんにユニコーンの可愛いピニャータがあったので購入し、キャンディショップで購入したお菓子を詰めました。
棒は家にあったラップの芯に色画用紙を巻き付けて作りました。
⑥サンクスギフト(グッディバッグ)
Flying Tigerで購入したクリスマスのクラフトキットにミニ菓子を添えたものを、パーティーっぽい紙袋に詰めました。紙袋はTEDiという雑貨ショップで購入しました。
⑦その他
バルーンは会場にお願いし、ガーランドなどちょっとした装飾をパーディーグッズショップで購入したほか、Amazonでカトラリー&シートセットを購入、カトラリーが不足しそうだったのでTEDiでも追加購入しました。
特にテーマは設けず、子ども達の好きなカラーをメインに装飾しました。
4.事前準備
パーティーの約2週間前に会場を下見をして、パッケージプランの詳細や、どこまで備品を借りられるか、どのスペースを使えるのかを確認しました。
共同開催のママさんとは、招待状のデザインから装飾のイメージ、自分たちで手配する物の分担についてカフェでお茶をしながらすり合わせ、それぞれ各自の手配を進めていきました。
5.当日のスケジュール
以下のスケジュールを事前に立て、ほぼこのスケジュール通りに進みました。
10:15 会場到着、ケータリング受け取り
11:00 Opening、プレイタイム&食事タイム
12:00 食事タイム
12:30 マジックショー(by夫)
12:45 バースデーケーキ登場、写真撮影
13:00 プレゼントオープン
13:30 ピニャータ割り、Closing
14:00 撤収
6.良かった点と反省点
良かった点:
・会場に屋内外の遊具があり、子どもたちが飽きずに過ごせたこと。
・子どもたちが総勢15人程度とちょうど良い規模感で、特に大きな混乱もなく進められたこと。
・共同開催したので費用を折半できたこと。
反省点:
・親主導で進めてしまったので、テーマ選定や呼ぶ友達、ピニャータの中身やグッディバッグの中身など、子どもと一緒に選べば良かった。(カードの絵柄や装飾を選んでもらったり、グッディバッグを詰めるところなど部分的には関与したが、もっと子どもを巻き込めれば良かった。)
・経費削減のためにパッケージプランを頼まなかったが、自分たちでカトラリーも用意する必要があるなど、意外と高くついた。自分たちで手配する場合の大まかな予算を決めておくべきだった。
・食事やバルーン以外の装飾は自分たちでしたので、いまいち見栄えがしなかった。
・寿司を当日スーパーで手配したが、販売開始が遅かったので事前に予約すべきだった。
・ピニャータが小さく、中に入っているお菓子が少なすぎて子ども達が不満そうだった。
・ケーキを15-20人分頼んだら思いのほか大きかったので、もう少し小さくても良かった。
・チーズを出したがあまり減らなかった。ポテチ、スナック系はすぐなくなったので多めでよい。
・招待していない人が来たので、グッディバッグは2,3個多めに用意すべきだった。
余談:誕生日パーティーを誕生日前にすることの是非について
共同開催相手と夫の都合上、娘の誕生日前の開催になりましたが、欧米を中心に誕生日を迎える前にパーティーをするのは良くないという風習があるそうで、実際の誕生日を無事迎えられるかちょっとひやひやしました。
気にしない人は良いですが、都合がつくのであれば後にやる方がなんとなく良いかなと思います。
7.まとめ
自分たちで手配する部分が多く大変だったのと、費用もそれなりにかかりました(合計約900€≒日本円で約14万円)が、やって良かったです。
子ども達もとても楽しそうでしたし、普段送迎時に挨拶する程度の他の親御さんたちとも色々とお話しすることができました。
これを毎年やるのは大変ですが、きっとこんな風なパーティーを開くのは最初で最後だったと思うので、子どもにとっても大切な思い出になってくれれば良いなと願っています。
それでは。
Hasta pronto!(また近いうちに!)
【在住者おすすめ】バルセロナ観光おすすめスポットとレストラン
昨年GWに家族が日本から遊びに来てくれました。
これまでの滞在経験を元にスケジュールを提案、案内したのでその記録です。
<目次>
1. 全体スケジュール
2日目:カサ・バトリョ→カサ・ミラ(外観のみ)→カサ・アマトリェール(チョコレート買い物)→La Chinata(オリーブオイル屋)→エル・ナショナルでランチ→カタルーニャ音楽堂→カサロレアで夕食
3日目:スペイン広場→カタルーニャ美術館(外観のみ)→モンジュイック城→ロープウェイで海(バルセロネータ)へ→Barcelonetaでランチ→サンタ・マリア・ダル・マル教会→カテドラル→ゴシック地区散策
4日目:サン・パウ病院→サグラダ・ファミリア→Enrique Tomas(エンリケ)でランチ→エルコルテ・イングレス(デパート)で買い物→Cerveseria Catalanaで夕食
5日目:バルセロナ発
ざっくりですが位置関係はこんな感じです。
2. おすすめスポット
有名な観光スポットの詳細は省きますが、在住者としておすすめのスポットを簡単に紹介します。
①スペイン広場からのカタルーニャ美術館
私のお気に入りの景色です。カタルーニャ美術館には直接バスでも行けますが、個人的にはスペイン広場から威厳ある美術館の建物を眺めながら徒歩で歩くことをおすすめします。(距離約1㎞)
昨今の水不足でマジカ噴水の水がないのが残念です。(噴水ショーも休止中)
②カサ・アマトリェール
カサ・バトリョの隣にあるカフェ。
ミュシャデザインのお洒落なチョコレートが売っているのでカサバトリョ観光ついでに寄るのがおすすめ。(ミュシャはチェコ出身ですが…)
③La Chinata
オリーブオイル屋さん。小さなボトルのオリーブオイルも売っている他、オリーブオイルの石鹸やリップクリームなどコスメ用品も豊富にあり、お土産におすすめ。
訪問した日は韓国人のお客さんが爆買いしていました。
サグラダ・ファミリアにはバスでも地下鉄でも近くに行けますが、サン・パウ病院からの一本道を、サグラダ・ファミリアを見上げながら歩くと壮観です。(距離850m)
サンパウ病院は広くて見ごたえもある割に観光客が少ないので穴場です。
3. 訪問したレストラン
①El national
おしゃれなフードコート。タパス屋さんで12時半~、それ以外のお店は13時や13時半オープンのお店が多いのでご注意を。
②カサロレア
サングリアメーカー直下のレストラン。人気店なので予約がおすすめ。
タパス屋さんなのでそれほどボリュームのある料理はない。
カタルーニャ音楽堂からすぐ近く。
③Barceloneta
ビーチ近くの海鮮レストラン。海鮮パエリアがおすすめ。
④Enrique Tomas(エンリケ)
生ハム専門店で市内にいくつか店舗があります。
この日は生ハムサンドを頼んだのみでしたが、がっつり食事もできますし、生ハムの食べ比べもできます。
⑤Cerveseria Catalana
タパス屋さんの有名店。他にVinitus、La Flautaも姉妹店だそう。
エビ、グリーンペッパー(Pimientos de padron)、フォアグラが美味しいです。
4. アドバイス
・観光バスで移動しても良いですが、2階建てバスにこだわりがなければ、10回券(地下鉄等で購入可)を購入して市バスで移動するのをおすすめします。地下鉄はできるだけ避けた方が無難です。(スリ多発)
・ランチは13時開始、夕食は19時や20時開始のお店が多いです。その時間前に食べたい場合はタパス屋さんか、アジア料理やさんで食べると良いです。
・今回は食事しませんでしたが、エルコルテイングレスの屋上フードコートは1人前からパエリアが頼めて景色もきれいなのでおすすめです。
・子連れであればサグラダファミリア広場の公園でぜひ遊んでみて下さい。サグラダファミリアを背景に漕ぐブランコは爽快です。
5. 番外編:良かった場所ランキング
余談ながら、家族の良かったランキングはこちらでした。
1人目
4位:サン・パウ病院
3位:モンジュイックの丘(丘やお城も含む)からロープウェイで下って行った海辺
2位:カタルーニャ音楽堂
1位:サグラダ・ファミリア
2人目
3位:バルセロネータ
2位:カタルーニャ音楽堂
1位:サグラダ・ファミリア
皆さんのバルセロナ旅行が楽しいものになりますように!
それでは。
Hasta pronto!(また近いうちに!)
スペイン・バルセロナでスマホのスリにあった話
先日購入して3か月のGoogle Pixel 7aのスマホをすられてしまいました。
反省を込めて記事に残しておきます。
目次
1.スリの被害状況
平日朝、ストラップを首にかけた状態のスマホをリュックの横ポケットに入れ、ポッドキャストを聞きながら道を歩いていました。
語学学校に向かうため地下鉄の入り口を通り、ホームに向かう階段でのこと。
聞いていたポッドキャストの音量が急にあがったのでスマホを取り出そうとストラップを手繰り寄せたところ、ストラップの先のスマホがない!
周りには人もおらず、スマホも見当たりません。
階段を駆け上り、来た道を戻りますがやはりスマホは見当たりません。
瞬時に「あ、これは盗られたな、絶対に返ってこないな」と悟りました。
駅員さんに「スマホがない!ない!」と伝えると、スマホを貸してくれて位置検索をさせてくれました。
けれども位置は出ず、電話をかけても繋がりません。
駅員さんはメトロの遺失物問いあわせのホームページのアドレス(www.tmb.cat)を紙に書いて渡してくれましたが、きっとこれはもう帰ってこないだろうなと思いました。
2.スリ被害の事後対応
その日は語学学校に行くのは諦めて一旦家に帰宅しました。
位置検索をするもやはりつながらず、「スマホ 紛失 対策」で検索し、Googleのアカウントからログアウトし、Googleで保存しておいたクレジットカード番号を削除しました。
念のため金融機関のパスワードも変更しました。
怖かったのはGoogleからの通知で「誰かがアカウントにアクセスしようとしました」と出たこと。
画面ロックがかかっていたはずなのに、突破したのかポッドキャストを聞いていたのでまだロックがかかっていなかったのか…すぐに「保護する」ボタンを押しました。
その後スペインのSIMの再発行の為Vodafoneの店舗へ。
元々購入したお店のあったデパートに行ったところ、ちょうど先週閉店したとのことで、別の店舗へ。
旧スマホを持っており、デパートのWifiに繋げ、店舗を調べることができたので助かりました。
店舗へ行くと、SIM購入時は私ではなく夫名義で購入していた為、夫がいないと再発行できないとのこと。
連絡用の電話番号を教えてもらい、夫からこの番号に電話して再発行を依頼するように言われました。
(ちなみに、お店の人とのやり取りははじめスペイン語でしたが、私の理解度が乏しく最後は英語で対応してくれました。)
その後、夫に電話を依頼しましたが「スペイン語の自動音声でよく分からなかった」と言われ、自分で対応することにしました。
夫のNIE番号を手元に控えて電話をかけ、購入したSIMの電話番号と夫のNIE番号を伝えたところ、「あとは3営業日で配達するから待っていて」とのことでした。
(こちらもやり取りはスペイン語で、電話番号と夫のNIE番号までスペイン語で伝えたつもりでしたが、NIE番号のアルファベットがうまく通じず、最後は英語でのやり取りとなりちょっと残念でした。)
3.WhatsApp、LINEの復元
XやInstagramなどはパスワードさえわかれば再度ログインできたのですが、困ったのはWhatsAppとLINEの復元。
①WhatsAppの復元
WhatsAppは元々日本の番号で登録しており、日本のSIMは手元にあったのでそれを入れたものの、なぜかショートメッセージの受信ができず、アカウントの認証ができませんでした。(おそらく国際ローミングの手続きをしていなかった為だと思われます。)
なので、結局WhatsAppは再発行されたSIM(2日後に到着)受領後スペインの電話番号でアカウントを作成しました。
幸い連絡先に登録していた人も多く、知人経由で入っていたグループにも再加入することができました。
②LINEの復元
LINEもショートメッセージでの認証ができず、困っていました。
スペインの番号で認証しようとしても、引継ぎコードをLINEアカウントの方に送信されてしまい、いやいやLINEに入れないんだから見られないよ…という状況でした。
結局、問合せフォームに連絡し、メールアドレス、アカウント名、プロフィール画像の詳細をフォームに入力し、即日アカウント確認、引継ぎの認証を一時的にスキップしてもらう処置を取ってもらい、無事ログインすることができました。
心配していたトーク履歴も全て残っており、スマホ紛失後に受領していたメッセージも見ることができました。
トーク履歴のバックアップ設定は1週間に一度になっていたので、なぜ最新のトーク履歴も残っていたのかは不明ですが、設定から「トーク履歴のバックアップ」をオンにしておくと後々役立つかもしれません。
4.警察へのレポート提出
さて、迷ったのは警察に被害届を出すかどうかです。
夫に確認したところ、海外旅行ではなく滞在中であること、スマホ購入後60日を経過していることから、下りる保険はなさそうだということが判明しました。
けれど、調べるとスマホには固有の番号(IMEI番号)があり、警察がその番号を管理し、盗難されたスマホかどうかが分かるそうなので、「盗難されたスマホ」として登録してもらうため届け出ることにしました。
なお、スリ集団が逮捕されてスマホが返ってきたケースもあるそうです。
被害届の提出方法ですが、調べるとオンラインでのフォームがあることを見つけたので、オンラインで報告することにしました。
サイト:Report of theft. gencat.cat
https://mossos.gencat.cat/ca/temes/denuncies/
それによると、レポート提出後72時間以内に警察署にいってレポートにサインする必要があるとのこと。
警察署に行くのにもオンラインで事前予約推奨と書いてあったので予約フォームを見てみましたが、深夜・早朝含むほぼ一日中45分おきに枠があり、直近の2日間くらいはどの警察も予約でいっぱいで、中々良い時間帯がなく、予約なしで訪問することにしました。
警察署は一番近所の、観光地ではなく住宅地にある警察へ行きました。
1-2時間の待ち時間を覚悟して行きましたが、9時半前に行った時には手続きしている人がいるだけで待っている人はおらず、5分と経たないうちに自分の番が来ました。
オンラインでレポートを提出していたにもかかわらず、新しくフォームを渡され、結局そこに同じ内容を記載することになりました。盗難した物品の詳細を記入する欄があり、若干情報量はこちらのフォームの方が多いようでした。
オンラインレポートの意味・・・???となりましたが、文句をいうスペイン語力もないので黙って入力しました。
途中で「ingles?」(英語話せる?)と聞かれましたが、この日は結局スペイン語だけでなんとかなりました。
(フォームは英語併記なので、スペイン語力がなくてもさほど問題ないと思います。)
書類に記載して、最後コピーをもらって終了。言わなくても渡してくれると思いますが、「Copia?」といってコピーを持って帰りましょう。保険などの申請がある人にはこれが使えるはずです。
5.今後のスリ対策
今回の教訓は、スマホを体の外に見えるところで持ち歩かない!ということ。
すられた後に街を歩いている人を観察しましたが、スマホを持って歩いている人はいても、スマホが外から見える状態で持ち歩いている人はほぼ見ませんでした。皆さん、カバンの中かポケットの奥にしまっています。
おそらく、私のスマホは慌てて突っ込んだ為、ポケットからはみ出していたのだろうと思います。
ストラップから外れたことに全く気が付かなったので、改札口周辺の人混みの中でうまくやられたか、取れて落ちたのかいずれかだろうと思います。
教訓を生かし、今はコートの下や洋服の下など、物理的に簡単には手が触れないところに入れるようにしました。
カバンの奥に入れるというのも手ですが、私はストラップ付でスマホを持ち歩いており、カバンの奥にしまうというのは若干億劫なので、身体に密着させることにしました。
住宅地でスマホを手に持っていたらすられたという話も聞くので、持って歩くのもあまりよくなさそうです。
6.スマホの紛失対策
これをやっておいて良かった、やった方が良かったことを書いておきます。
・Google photoのバックアップを取っておく
Googleアカウントの容量を節約するために旧スマホ経由バックアップ(旧スマホからだと無制限にバックアップ可能)しているのですが、すられる3日前くらいにバックアップを取っており、直前の娘の誕生日やプラハ旅行の写真が全部無事だったのは良かったです。
・WhatsAppをPCと連携させておく
これをしておけばWhatsAppも新アカウントにすることなく継続利用できたかと思います。
・LINEをGoogleと連携させておく
これをしておけば引継ぎがもう少しスムーズだったかもしれません。
7.おわりに
長々と体験談を語りましたが、バルセロナにスリが多いというのはきっとその通りです。
これまで私は被害にあいませんでしたが、今回はじめて実被害が出ただけで、その下には多くの未遂事件があったのだろうと思います。
どうか皆さんも気を付けてください!!
そして、もし同じようにスマホを盗られてこのページを読んでいる方がいたら、どうか気落ちせず、少しずつ前を向いてくださいとお伝えしたいです。命より大事なものはありません。
Hasta pronto!(また近いうちに!)
【子連れ地中海クルーズ(MSC World Europa)】感想と反省
夏休みに夫と4歳の娘と地中海クルーズに初乗船したので感想と反省を纏めます。
<目次>
1.スケジュールと行程
期間は2023年8月18日~25日の7泊8日、ルートは下記の通りです。
(引用元:MSC World Europa cruise itineraries | MSC Cruises)
各寄港地では以下のように過ごしました。
後述しますが、いずれもクルーズ船手配のExcursionはほぼ使いませんでした。(マルセイユへの片道移動のみ)
・マルセイユ:観光列車に乗って大聖堂見学
・ナポリ:旧市街&サンタルチア散策、ピザ作り体験
・ヴァレッタ:青の洞門ツアー&泳ぐ、大聖堂見学
2.クルーズ全体の所感
箇条書きで所感を述べていきます。
・船が大きい!(今回乗ったのは2022年建設の最新鋭のMSC Europeという船で、長さ333m、乗客は6762人搭載可能な船)
・Ocean viewの部屋が素晴らしい!(出発4か月前に予約した際、Ocean viewは丸窓ではなくInfiniteタイプしか空きがなかったが、良かった。)
・動くホテルであり、動くショッピングモールのよう。
・子ども用プールエリアがあり、小さい滑り台もあって良かった。
・海を見ながら移動できるのがとても楽で快適。
・朝起きて海や港が目に入るのが素敵。
・移動中に子どもが大人しくする必要がないのが良い。
・揺れはほとんど感じない。寝るときに振動を感じるくらい。
・意外と慌ただしい(寄港地観光プランを考えたり船内プログラムをチェックしたり)。
・朝食、昼食のブッフェは激混み。時間をずらすべし。(朝食は無料でルームサービスもできるので使えばよかったかも)
・レストランでの夕食は前菜・メイン・デザートを選ぶことができ、ブッフェよりもおいしくて良かった。(ただし時間が17:45-指定だった為一度しか使わず)
・乗客の服装は意外とカジュアル。
・子連れが多い。大衆船なのもあり、若者~ファミリー層が多かった。
・意外と他の人との交流はなかった。(人が多すぎて顔見知りもできなかった。)
・船内でスマホの電波はなく、有料のWi-fiサービスがあるが、寄港地では電波が届くのでなくても大きな問題はなかった。
・MSCアプリでプログラムをチェックしたり家族とチャットできるのは便利だった。(有料のWi-fiがなくてもアプリのコンテンツは見られる仕様になっている)
・ランドリーサービスはなくても何とかなった。
ちなみに、船内では日々Dairy programと、乗船2日目くらいにExcursion guideが配布されました。ここにドレスコードの記載もあるので要チェックです。
3.キッズプログラムについて
こんな感じのプログラムでした。
MSCのキッズクラブが充実していた。
— サティ (@satie_studymana) August 26, 2023
・10-17/19-23時オープン、時間制限なくいつでも無料で利用可
・有料で23-2時預かり可(要予約)
・食事提供あり(夫婦だけで食事可)
・寄港地観光中の預かり可(子ども残して観光可)
・内容はレゴ、ぬり絵、動画、ダンス等
・スタッフの指示は英語とスペイン語 https://t.co/41vA3UPGjk
所感としては以下の通りです。
・予約も支払いも時間制限もなく、ふらっと行って預けられるのがとても便利。
・19-23時まで開いており、20時にはブッフェに連れて行ってご飯を出してくれるので、その時間を踏まえて大人のディナーの予約をすると良い。
(今回はあまり考えずに予約した為、18時半ディナー開始、19時に子どもをキッズクラブに連れていくという謎な流れになった。)
・キッズルームのオープン時間をよく確認する必要あり。
(18時半に問合せで訪問した際、17時で一旦クローズするのを失念した親御さんの子どもがギャン泣きしながら待っているところに遭遇した。かわいそうに…)
・航海日にあったKids用のMaster chefはCooking好きな娘にぴったりだと思い行かせたら、英語/スペイン語の説明が長く、なぜか作るだけで食べなかったり、いまいちだった。
・夜のファミリーディスコは21時スタートで遅すぎた。(娘はダンス好きで楽しみにしていたが、眠かったのとディスコの照明にストレスを感じたらしく早々に退散した。それ以降は20時頃からやっているプロムナードのデッキへ行って踊っていた。)
4.クルーズの反省点
①寄港地観光について
今回、クルーズ船のExcursionはほぼ使わず、自分たちでGoogle mapで調べてポルトフィーノやタオルミナを訪問しました。
結果、とても大変でした。
何が大変かというと、
・港から街に出るまでの距離が意外とある(地図では10分と出ても初めての場所で迷ったり、坂道になっていたりする)。
・電車やバスの切符の買い方が分からない。
・予定していた特急券が売り切れていて乗れない。
・電車やバスの本数が少ない。
・バスが混んでいる。
・フェリーのチケット売り場が混んでおり、列が進まない(チケットを買っていてもツアー客が優先されるので乗れないことも)。
・事前にチケットを買っていないためにバスに乗れない。
・無料シャトルバスのクルーズポートに戻るバス停からクルーズ船までがとても遠い。
等々がありました。
ちなみに、マルセイユでは往復のシャトルバスチケットを購入していたにもかかわらず、帰りのバス停を確認しておらず、ネットで検索して出てきたシャトル乗り場にバス+徒歩で30分近くかけて行きました。
そこは無料シャトルバスの乗り場で、シャトルバスの降車地からクルーズ船まで15分くらい歩くことになり(しかも子どもを抱っこして)、非常に大変でした。
上記体験を踏まえて、今後は以下の方針としたいと考えています。
<Excursion方針>
・移動時間が1時間以上かかる
・電車やバスの乗り継ぎがある
・電車やバスの本数が少ない
・切符の買い方が分からない
のうち2つ以上当てはまる場合は、Excursionを申し込む!
なお、直前だと見られるツアーが少なかったので、せめて1週間前までに申し込む方が良いかもしれません。船の中でも申し込めますが、費用が割高になります。(事前申し込みだと20%offだったかと。)
また、Excursionを手配しない場合でも、
・ネットで買える電車の券は事前に購入する
・港から市街地の距離、行き方を確認し、必要に応じてタクシーを使う
というのは留意したいです。
そもそも、出航前に寄港地観光プランを練る!というのが一番大事です。
事前に入出港の時間は分かっているので、おおよそのスケジュールを乗船前に考えておくと船内でバタバタせずにすむはずです。
今回は全ての準備を出航3日前に始めてしまったので、全てがバタバタ、後手後手でした。反省。
②食事について
今回、事前にトリプルプランのようなプランでスペシャルレストラン3つが入ったパッケージを、夫の希望により予約していました。
内容は、寿司、Bucher’s cut、Gardens kitchenです。
寿司はまぁ普通、Bucher's cutは肉は美味しいけど量多い、Gardens kitchenは量、味ともに満足という感じで、わざわざ予約する価値があるのはGardens kitchenくらいかな、という結論になりました。
そもそもクルーズ代金は三食込みなので、それを使わず+αでお金を払うのは勿体ない気もします。
また、盲点なのがランチ。どこも観光地でそれなりの食事をしようと思うと高い!
マルセイユのブイヤベースランチは三人で87€!(フォアグラも食べましたが)
なので、お昼を船内で食べられる場合は船内で食べてから行く、寄港地では毎回レストランではなく軽食(サンドイッチ系)も活用する、というのをすればよかったです。
また、夫はお酒を飲まないので、クルーズのドリンクパッケージはノンアルパッケージでも良かったかも?と言っていました。今回はよく考えずEasy packageにしたのでビール、ハウスワイン、カクテルあたりは飲み放題でした。
③お土産について
MSC限定のレゴを買うつもりだったのですが、早く買うと娘が部屋で開けたがるから最終日に買おうという話になり、迎えた最終日。
行くと・・・閉まってるうううううううううう!!!!!
レセプションに行って「どうやったら買えるの!?MSCグッズは!?」と半狂乱で問合せるも、「寄港中はお店は閉まっているから無理よ、オンラインショップもないわ」とのつれない返事。
「お土産のショップは寄港中に閉まっているので、航海中に買うべし」
というのが教訓です。
中古サイトを見ると、かなりの高値で売買されています。
船の中でしか買えないからですね。
5.持ち物について
持ち物についてのメモもまとめておきます。
・洗濯用品
ランドリーサービスは申し込まなかったので、ハンガー、洗濯ばさみはあって良かったです。
ハンガーは部屋にもありますが、いつも使っているハンガーが使いやすかったので手持ちのハンガーを使っていました。
他のブログを見ると、耐荷重のあるフックを持参したり、洗濯袋(全部入れて丸ごと洗えるもの)を持参している人もいるようでした。
・ドレスコード関連
フォーマルデーが1回あったので、夫はおしゃれシャツにスーツのズボン&革靴、私はきれい目の紺ワンピースにパールネックレスを付けていきました。(足はサンダル)
「結婚式のお呼ばれのような服装」と指南しているブログを見かけましたが、今回乗船した船はそこまでフォーマルではなかったです。自分が好きなドレスを着るのが一番。
他の方々は皆さん思い思いのドレスアップをしていて(普通のワンピースの人も多数)、人と合わせるよりオリジナリティが大事だなと思います。
また、MSCクルーズはホワイトナイトがあることで有名らしく、一応白い服を持っていきました。
色々あって着替える気力がなくそのままの格好で過ごしましたが、20時前くらいまで白い服の人は2-3割くらいで、あとは自由な服装でした。
夫いわく、22時以降は殆ど白い服だったようで、夜遅くなるにつれてホワイト率が高まっていたようです。
・現金(ユーロ)
意外と寄港地では現金が必要な場面がありました。(カードが使えないバスやお土産屋さんでの少額の買い物、有料トイレなど)ある程度持参しておくと安心だと思います。
6.おまけ・旅のしおり
今回の旅のしおりです。いつもは旅育用に子ども仕様で作っていましたが、今回は大人用の記述も入れました。
クルーズ寄港地だけの観光情報をまとめた本も出ているようですが、海外在住で手軽に購入できなかったので、ネットから引っ張ってきた情報を纏めました。
船内でWi-fiが使えなかったので、ある程度調べておいたのは良かったです。
以上、今回のクルーズの感想と反省でした。
MSCレゴを買うべく、帰国までにまたMSC船に乗ろうと思います。
それでは。
Hasta pronto!(また近いうちに!)
【子連れ旅行】アイスランドの夏、地球を感じる5日間
4歳の娘と二人で、6月末に4 泊5日でアイスランドに行きました。レンタカーなしのツアーで巡る旅です。
<目次>
- 1.アイスランドにした理由
- 2.スケジュール
- 3.旅の事前準備
- 4.ホエールウォッチング
- 5.地熱発電所訪問
- 6.ゴールデンサークルツアー
- 7.南海岸ツアー
- 9.宿泊したホテル
- 10.食事
- 11.旅行する人へのアドバイス
- 12.所感
1.アイスランドにした理由
メジャーな旅行地(フランス、イタリア、ギリシャなど)は以前訪問したことがあり、中世の街並みや建造物、美術にはやや飽きてきたので、どこか全然違うところに行きたいと思っていました。
アイスランドは冬にオーロラを見に行くつもりで候補外でしたが、他の国にはなかなかないダイナミックな景色を楽しめると知り、行くことにしました。
2.スケジュール
2023年6月25日から29日の4泊5日で訪問しました。
6/25:バルセロナ→レイキャビク(ケプラヴィーグ国際空港)(Vueling直行便で約5時間)
6/26:ホエールウォッチング&地熱発電所見学&ハックルグリムス教会見学
6/27:ゴールデンサークルツアー
6/28:南海岸ツアー
6/29:ブルーラグーン→ケプラヴィーグ国際空港→バルセロナ
3.旅の事前準備
毎度恒例、旅のしおりを今回も作成しました。温泉や地熱、氷河の仕組みを今一度学び直すことができました。
旅のお供のシールブック、本はこちらです。
地底旅行はアイスランドの火山の火口から地底に下りていく冒険物語なので、現地で読むとより臨場感があり楽しめます。
地球の歩き方Platも持参しました。
事前にアイスランドを舞台にした漫画「北北西に雲と往け」の1,2巻もKindleで読みました。(2巻がアイスランドの主要な観光地を巡る話になっています。)
4.ホエールウォッチング
地球の歩き方に記載されていたEldingという会社のホームページから直接ツアーを予約しました。
当日の朝はまずオフィスに行き、チケットを入手してから乗船しました。防寒着は船内で借りられました。
さて、クジラが見られたかどうかですが…
見えました!尾びれが!少しだけ!(真ん中です)
残念ながら娘はイスで寝たり、起きていても遠すぎてクジラの姿を捕らえることができなかったようです。
写真でよく見るブリーチングは、見られる可能性が20%程度のようです。
ただ、そもそも天候によってはツアーがキャンセルされることもあり(数日後はキャンセルになっていました)、ほんの数秒ですが見られただけでもラッキーだったかなと思います。
ちなみに、アイスランドは日本と同じく商業捕鯨を行っている国で、クジラのステーキが食べられるお店も市内にあります。
ただ、伝統食かどうかは様々な意見があるそうで、あるネットの記事には「観光客向け、主に日本に輸出されている」と記載があって驚きました。そんなこともあり、滞在中クジラ肉は食べませんでした。
5.地熱発電所訪問
今回ぜひ訪問したかった場所ですが、どんなに調べても地熱発電所が入ったツアーを見つけることができませんでした。
アイスランド在住の方にコーディネーターを頼んだら、やはりツアーはないようで「私が車を出します」と言われ、結局全部ツアーは自分で個別手配して地熱発電所はタクシーで行くことにしました。
レイキャビク市内からだと片道約30分、往復で約25,000円かかりました。
1時間の滞在中、メーターをあげずに運転手さんが駐車場で待っていてくれて有難かったです。
発電所に向かう途中、もくもくと煙が立ち上る様子が目に入りました。主な展示は3階にあり、タービンフロアもガラス越しに見ることができます。
ここでは日本製のタービンが活躍しているんです。嬉しいですね。
ちょっとした科学館のように子どもが動かせるものがあったり、塗り絵コーナーがあったり娘も楽しめました。
6.ゴールデンサークルツアー
レイキャビクエクスカーション社のツアーをGuide to Icelandのホームページから予約しました。
一番シンプルな6時間のツアーで、見どころは、地球の境目ギャウ、間欠泉、グトルフォスです。
一番良かったのは間欠泉。
まず着いたら地面からもくもくと湯気が沸いており、水が流れていると思ったら「80~100℃」との立札がありロープで立ち入れないようになっていました。
温泉が流れている様子を初めてみて娘もびっくりした様子でした。
ストロックル間欠泉の迫力も凄かったです。ボコッと音がして、白煙がもうもうと立ち上ります。
娘いわく匂いがとても臭かったとのこと。確かに箱根の大涌谷を思い出させる匂いでした。
グトルフォスでは雨が降っており、強い雨風の中かろうじて滝を見られるところまで歩き、すぐに撤収しました。天気が良ければもっと見ごたえがあっただろうなと思います。
7.南海岸ツアー
本当はヨークルスアゥロン氷河湖のボートツアーに行きたかったのですが、日帰りだと14時間のツアーになってしまうこと、コーディネーターの方に相談した時に「子連れだと大変なので、南海岸ツアーのソウルヘイマヨークトル氷河でも十分だと思いますよ」とお勧めされたので、その氷河が入っている南海岸ツアーをGet your guideから申し込みました。(Bus Travel Iceland社のツアーでした。)
行程としては、朝食休憩→スコガフォス→氷河→ヴィーク昼食休憩→レイネスファラのビーチ→セーリャラントスフォスの10時間ツアーです。
この日は天気も良かったので、素晴らしい景色を堪能することができました。
レイネスファラのビーチでは風が強く、目も開けられないほどでした。
ちょっとした洞窟のような所で風をよけながら、娘は黒い砂で砂遊びをしていました。
最後の訪問地、セーリャラントスフォスの滝は滝の裏側を回れる裏見の滝になっています。
ぜひ行きたかったのですが、戻ってきた人々がものすごいびしょ濡れだったこと、滝に近づいただけでものすごい水しぶきが飛んできて娘も行きたくないと言い、かつ滑ると言われたので、諦めました。
滝つぼを見下ろすと轟音と共に水流が渦巻いていてちょっとした恐怖を覚えました。
右下の棒のように見えるのが人間です。
8.ブルーラグーン
ブルーラグーンは空港から近いので、帰りの便の前に行くのが効率的です。
ブルーラグーンのホームページからレイキャビク市内からのバスおよびブルーラグーンから空港までのバスを予約できるので、そちらを予約して行きました。
観光地化したスパ施設だろうとあまり期待せずに訪問したら、周りは溶岩台地が広がっており、中からも山が見えたりと、思いのほか大地を感じられる場所でした。
娘はプールが好きなので旅行中一番楽しそうでした。子ども用のタオルはないので、持参すると良いと思います。アイスランドは夏でも寒いです。
9.宿泊したホテル
今回はThingholt Apartments from Center Hotelsというアパートホテルに泊まりました。
アイスランドは物価が高いと聞いていたので、外食は最小限にするためキッチン付きのアパートで、アクセスの良いところを探して選びました。ホテルの系列なのも安心感がありました。
https://goo.gl/maps/c7onNMrZmNofTW7S8
受付はおらず、メールで送られてきた暗証番号を入力して建物および部屋に入るタイプでした。
中に入ると掃除のスタッフの方がおり、きちんとメンテナンスされている印象でした。
部屋もきれいで、キッチンには食洗機もついていたのでとても便利でした。
いまいちだったのは、キッチンのシンクも洗面所のシンクも狭かったので衣類を洗うのに少し苦労したこと(多分ランドリーもあったはずですが、面倒で使っていません。)、窓のブラインドがないので一晩中それなりに明るかったことくらいでしょうか。(アイスランドの夏は太陽がほとんど沈まないので)
食材は150m先のスーパーKronanで調達しました。
スペインからもお米、パン、スナック、塩、缶詰を持参しました。(塩は部屋にも置いてありました)
オリーブ油のミニボトルも持ってくれば良かったです。
10.食事
ツアーの昼食時間は少ないと聞いていたので、前日にスーパーでサンドイッチを購入して持参して食べました。
夜は3日間自炊しましたが、最終日だけはお疲れ様ということでバス停近くのレストランで食事をしました。
スープがメインのお店で、アイスランドではわりとリーズナブルでした。(スープが2500円、ビールで1500円程度)
https://goo.gl/maps/dffk7mDGTgPpTaRBA
11.旅行する人へのアドバイス
①防寒対策
私たちが訪れた6月末はかなり涼しく、涼しいを通り越して寒いこともありました。
雨風が強いこともあるので、防水性のフード付き上着があると良いです。
薄手のダウンにニット帽を被っている人も結構いました。
②ツアー選び
Guide to Icelandはサイトが分かりやすくツアーも豊富ですが、結局は現地のツアー会社から最終的なバウチャーが発行されるので、ある程度目星がついたら直接現地の会社に予約した方がいいです。
ゴールデンサークルツアーではGuide to Icelandからのバウチャーにピックアップ場所の記載がなく、結局現地の会社に連絡して正式なバウチャーを送ってもらいました。
また、Guide to Icelandで南海岸ツアーを申し込んだ際、4歳児を選ぶ欄がなかったので無料だと思い込み申し込んだ後に確認したら、大人の7割くらいの金額が提示され、Get your guideの安いツアーに変更する為キャンセルしたところ、リファンド手続きが完了したはずなのに2か月近く返金がないままです。
総じてイマイチな印象でした。
③現金の要否
今回の旅で現金は使いませんでした。アイスランドは独自の通貨の為、両替して余っても勿体ないので両替する場合も最小限にした方が良いと思います。
12.所感
アイスランドを旅行してみて、地球の偉大なる歴史を感じることができました。
レイキャビクのこじんまりとした街並みを見ると、高層ビルが立ち並び鉄道網が複雑に張り巡らされた東京がいかに特異かがよく分かります。
また、アイスランドのエネルギーの7割は水力、3割が地熱で賄われており、火力と原子力に頼る日本のエネルギー状況について疑問を抱きました。
私は今大学院でSustainabilityを学んでおり、自然を生かし、自然と共生するという意味においてアイスランドはSustainabilityを体現している国であり、学ぶところが多いなと感じました。
温泉が湧き出ているのを見たり雄大な滝や氷河を見たり、子どもも地球の神秘に触れることができて良かったと思います。
それでは。
Hasta pronto(また近いうちに)!
4歳娘とピカソ美術館へ(アート教育)
せっかくなのでアート教育に繋がればよいなと思いながら準備、訪問をしたのでその記録です。
<目次>
1.訪問前の予習
美術館訪問前に予習をしておくとより楽しめる、と聞いたので予習をすることにしました。
用意したのはワークシートとピカソの絵本。
ワークシートは実際に美術館・博物館で使われているワークシートを検索して参考にしました。
ピカソの絵本はSNSで持っている方がいらしたアートミニ絵本を購入。
中身を見られないまま購入したらピカソ美術館の所蔵品は入っておらず、娘にはいまいち面白くなかったようで残念でした。
あとは、以前私が訪問した際に購入したポストカードをダイニングテーブルの横に飾っていたので、日々目に入っていたと思います。
私自身の予習としては、ピカソが登場する原田マハの「暗幕のゲルニカ」を事前に読んで行きました。
また、インターネットで「鑑賞教育」「アート教育」といったキーワードを調べ、VTS(Visual Thinking Strategy)を知りました。
VTSとは①何が起こっている?②なぜそう思う?③さらに発見はある?といった問いかけを通じ、思考しながら鑑賞する方法です。
当日はこれを念頭に鑑賞しようと考えていました。
2.訪問当日
ピカソ美術館は毎月第1日曜が無料デーなので、事前に予約をしてから向かいました。
美術館訪問当日の持ち物は、ワークシートと色鉛筆。
色鉛筆は、海外では幼児期から模写をすると聞いていたので持参しました。
美術館入場後ちょっと想定外だったのは、背負っていたリュックを預けないといけなかったこと。
幸い小さな巾着袋を持っていたので最小限の荷物を持ち入場しました。
さて、さっそく絵を観て回ります。
広いので娘を誘導しつつ、ワークシートに載っている絵の前へ。
「あった!〇かく~!」と喜んで〇を書く娘。
〇を書くや否やその場を離れそうになったので、絵に注目させるべく「これは何をしているところだと思う?」と尋ねてみました。
「うーん、歌を歌っているところ!」と娘。
「そうだね~」と頷きながら次の絵へ。
次々に絵を見つけ、〇を書く娘。
やはり、見つけて満足するのか、なかなか絵をじっくり鑑賞する感じにならず、対話どころではなかったというのが正直なところ。
それでも、ピカソ特有の顔のパーツがおかしい絵を見て「目はどこ?おかしいね~!」と話したり、「これは何だろうね~?」など少し話ながら観て回りました。
残念ながらワークシートの中には、日本の美術館に貸し出し中のものや、一時的に展示していないものもありました。
何人かの監視員さんにどこにあるか聞いて「No se(知らん)」と言われたのはちょっとした驚きでした。
所蔵品にはそこまで精通していないものなんですかね。
そうしているうちに最後のゾーンへ。
ベンチが空いていたので、ベンチに座ってワークシートの空欄にお絵描きをしてもらいました。
はじめは模写も考えていましたが、娘にはまだ模写は難しいようで、色鉛筆でお絵描きをしていました。
その後はギフトショップへ。
お気に入りの絵のポストカードを選んでもらおうとしたら、選んだ2枚は家においてあるポストカードと同じ絵。
なんで~??
馴染みがあったので選んだ模様。どんな絵を選ぶか楽しみだったのでちょっと残念。
ショップの子ども向けコーナーもとても充実していて見るのが楽しかったです。
そうしてピカソ美術館訪問は終了。
近くのパンケーキ屋さん(Cremat 11)でパンケーキを食べて帰りました。
(近くのチーズケーキ屋さんJonCakeも美味しくてたまに買って帰ります。)
余談ですが、娘は食べ物が好きなので「美術館に行ってパンケーキを食べようね」と事前に話していたら、「パンケーキたべるー!!」とテンションがあがっていました。
美術館だけだとテンションが上がらない場合は、その後のお楽しみを用意しておくと、子どもも乗り気になるかもしれません。
3.今後に向けて
美術館は2歳代からたまに訪問しており、子どものアート教育というより自分が行きたい所に娘と訪問してきました。
これからも国内外の色々な美術館に行ってみたいと思います。
子どもがまだ小さく、行っても意味がないと思う人もいるかもしれません。
けれど、絵を見る時間が短くとも、子どもは何かしら感じるものがあると思っています。
モンテッソーリ教育においても、子どもは周りの世界の印象を吸収すると言われています。
美しいものに囲まれればそうした印象が子どもの意識に埋め込まれるし、その反対も然りです。
今度は、そうした印象吸収と共に、絵を見ながら対話することも少しずつできたらと思います。
小学館の「はじめての絵画」の図鑑も購入したところなので、図鑑やアート絵本も読みながら、これからもアートに触れていきたいと思います。
それでは。
Hasta pronto!(また近いうちに)
【子連れコスタ・ブラバ旅行】Tossa de Mar(トッサ・デ・マール)
コスタ・ブラバにある街、Tossa de Marに行きました。
コスタ・ブラバはカタルーニャ州ジローナ県にあり、北はフランス国境近くにまで延びている214㎞の長さの海岸で、数多くのリゾート地が立ち並んでいるところです。
<目次>
1. Tossa de Marへのアクセス
バルセロナ北ターミナルから1時間20分の直通バスで着きます。
Busbudというサイトで予約して行きました。往復大人一人約26€でした。
道中バスの右手に地中海がきらめいて見えるので、行きは右側、帰りは左側の席に座るのがおすすめです。
2. 宿泊したホテル
ファミリーフレンドリーそうなGolden Bahia de Tossa &Spa を選びました。
①プール
屋内外にプールがあります。4月初めはまだ少し寒かったので屋外プールに入っている人は殆どおらず、水着姿でのんびりしている人が多かったです。
娘は海賊船の滑り台を滑りましたが、あまりの冷たさに数回でやめて戻りました。
屋内プールにはたくさん人がいましたが、特に遊具もなく浅いゾーンもなく、浮き具を付けてプカプカ遊ぶくらいでした。(それでも30~1時間くらいは滞在)
②キッズクラブ
午前午後と1回ずつ最大1時間半のキッズプログラムがありました。
初日はクッキング。残念ながら気が付くのが遅く入れませんでした。
翌日はクラフト、翌々日はディズニーがテーマでクラフトしたり歌ったり踊ったりしていました。
スペイン語がメインですが、英語でも対応してくれました。
③スパ
大人用のスパがあり、6€で1時間入れます。
予約が必要とありましたが、当日でも入ることができ、午前10時にいったら貸し切り状態でした。
④レストラン
ブッフェレストラン。種類も豊富で美味しかったです。
同じグループでも他のホテルの料理はいまいちだったとのレビューもあり、ここは美味しい部類に入るのだと思います。
夕食でも使いましたが、一人22€で食べることができ(ハウスワイン込み)、普通のレストランに行くよりコスパが良かったです。
3. ビーチと街歩き
Tossa de Marで楽しめるのは、メインのビーチ、要塞下の小さめビーチ、要塞、中世の面影が残る街歩きです。
主要スポットは徒歩でぐるりと回れるほどの街なのでお散歩がてらフラフラするのが楽しいです。
街の中には洋服屋や小物やさんも多くありました。
4. おすすめのレストラン
食事したレストランで良かったところはこちらです。
なぜかガリシア料理のレストランが多かったです。
メインのビーチから歩いてすぐ。海鮮が美味しい。
石畳の坂の途中にある。テラス席がおすすめ。
5. まとめ
バルセロナから1時間20分と近いながらも、中世の面影の残る街並みとビーチを楽しめる、素敵な街でした。
コスタ・ブラバは他にも美しいビーチがたくさんあるそうなので他にも行ってみたいです。
それでは。
Hasta pronto!(また近いうちに!)