スペインMBA子連れ帯同中

スペイン帯同妻兼学生の生活&子育てブログ

栗祭り@Viladrauとバストラブル

10月の週末にViladrauで開催された栗祭りに出かけました。

スペインで111日は諸聖人の日スペイン語でカスタニャーダという祝日で、焼き栗を食べる習慣があります。

スペイン語で栗はCastanya(カスターニャ))

バルセロナ近郊で栗祭りはないかとスペイン語で検索し、Viladrauというジローナ州の街で栗祭りが開催されることを知ったので行ってきました。

 

1.Viladrau

スペインではまだ運転したことがないので、公共交通機関を使って行きました。

Google mapによると、サンツ駅からR3の電車でEls Hostalets De Balenya駅まで約1時間10分+バス436番で25分で着ける模様。

サンツ駅では切符を買うのにクレジットカードが使えなかったり、間違えて高速鉄道の入り口に向かったり前途多難でした。

なんとか電車に乗り込み、そろそろ着きそうだと電車を降りる準備をしていると、目的の駅の一つ手前の駅名が、Google mapで表示された降車駅と同じでした。

あれ、ここ?と慌てて降りようとするもドアが閉まり、娘が「開けてくださーい」と日本語で叫ぶもむなしく電車は発車。

しかしGoogle mapの位置情報では次の駅を指しています。

近くの人が英語で話しかけてくれ、聞くと次の駅で降りればよいとのこと。

一安心して次の駅で降りました。

Google mapの表示の駅名が違ったのか、ほぼ同じ似た名前の駅だったのか、よく分かりませんが…。

そしてバス停に向かうも、電車が若干遅れたため乗る予定だったバスは既に発車した模様。

何人か同じようにバス待ちの人がバス停にたむろしていました。

次のバスは50分後だったのでみんなで待っていると、バスが来ない…

しばらく待っていると、全然違う番号のバスが到着。

近くの人に聞くと、乗り継ぎをしてViladrauに着くバスとのこと。

直通バスがそのうち来るはずだからとパスをして、家族3人でさらに待機しました。

しかし。

予定された時刻になってもバスは来ず、Google mapの表示で数分前まで「定刻」と記載されていたのが、「発車済み」になっています。

スペインあるある、予定のバスがSkipされる現象です。

がぁあああん。

次のバスは更に1時間後なので、ひとまず駅内のカフェに戻り軽食を取りました。

そしてバス停に戻ると…バスが来たああああ!!!

栗祭りよりも、バスに乗り込めた瞬間がその日一番のハイライトでした。

 

2.栗祭り

ようやく到着した栗祭り。

入口から色んな店が軒を連ねています。

広場に向かうと民族衣装を着て鉄砲?を持った人々が音楽と共に練り歩いていました。

この鉄砲の音の大きいこと大きいこと…普通に怖いんですが…。

娘も耳を塞いでいました。

広場では栗が焼かれており、焼き栗を食べました。

ほかほかの焼き栗はとってもおいしかったです。

思ったより栗料理は少なく、ソーセージなど普通の出店が多く出ていました。

本当はここから少し歩いてMonstney(モンセニー)国立公園を散策する予定だったのですが、残念ながら到着するのに時間がかかりすぎた為、時間切れとなってしまいました。

広場の奥には公園があり、娘は大喜びで遊んでいましたが、私は公園の奥から見えるMonstneyを望みながら次はMontsenyリベンジをしようと誓ったのでした。

なお、この日は特にツアーには参加しませんでしたが、Montsenyの栗の木を巡るネイチャーツアーもやっているようです。

 

3.Viladrauからの帰り

さて、栗祭りを駆け足で楽しんだあとはバルセロナまで戻ります。

Google mapの案内に従ってバスを待つと、今度は時間通りにバスが来ました。

良かった良かったと思いながら乗り込み、念のため運転手さんに目的の駅まで行くかを尋ねます。

運転手「駅には行かないよ」

私「これ436番ですよね?じゃあどのバスが行くんですか?」

運転手「そんなこと知らんよ」(スペイン語
 

はあああ?またGoogle mapが違うの?

バスの時刻表にもこの駅を通ることになっているけど…

夫が近くの人に尋ねると、同じくバルセロナに戻るとのことで、少し北にあるVicという駅に行きそこから電車に乗るというのでその人達の後を付いていくことに。

そうしてバスに乗ると、明らかに行きに来た道を戻っており、もうすぐ駅に着きます。

夫がバルセロナに戻る人に「もうすぐ着くみたいだけど…」というと、その人は「でも運転手は止まらないといっているんだよね…」と言いながら、駅の少し手間で「Pasar!(通ります)」と叫んでくれました。

果たしてバスは駅で止まり、我々家族以外にも複数の人たちがぞろぞろ降車しました。

なんなのこの運転手!

外国人相手に適当に煙に巻くのではなく、地元民にまで適当なことを言うとは…

呆れましたがなんとか駅に着き、バルセロナに戻ることができたので良かったです。

ローカルバスはリスクが高いと認識したので、Montsenyに行く際はレンタカーにしようかと考え中です。

 

Hasta pront!(また近いうちに!)