家の鍵が壊れました。
ある朝家族で家を出て、夫が忘れ物をして家に戻るも鍵が開かなかったといって戻ってきました。
確かにここ最近回りが悪い時があるなと思いながら娘を学校に送って帰ったところ、鍵が開きません。何度か回すも全然開かないので管理人さんを呼ぶと、鍵屋さんを呼んでくれました。
待つこと30分弱、鍵屋さんが到着。
淡い色のセーターを着たおじさんが到着。ガチャンガチャンと何度か回すも開かないので、鍵屋さんと管理人さん二人でひたすらドアを蹴りまくります。
あまりの音にお隣さんも何事かと出てきて、す、すみません…という目線を返します。
どうやらこのままでは開かず、鍵穴自体を取る必要があるとのこと。
Google翻訳で管理人さんの言葉を訳したところ、
「いくらかかるかは分かりません」
「決めるのはあなたです」
いやいやいや、責任重大!!!
決めるのはあなたですといっても、窓も閉めているし他に手段はありません。
夫からは保険があるからお金は大丈夫とメッセージが来ていたので、「Si」(Yes)と返してそのまま進めてもらいます。
それから電動ドリルを投入。
ウイーーーーーーーーーーーーーーーーーン
ウイーーーーーーーーーーーーーーーーーン
ウイーーーーーーーーーーーーーーーーーン
耳をつんざく音に、火花が散ったり煙が出たり。
これは大事だぞ…
何度も電動ドリルを回すも開かず、おじさんはゼーハーしながら「Muy fuerte」と一言。調べるととても強い、という意味でした。思ったより鍵が強かったようです。
そして1時間たたないくらいで「ほかのツールを持っている同僚を呼ぶ。あなたはゴールにいる。」(Google翻訳)と言って退散。
あなたはゴールにいるってどういうことだ…
もうすぐ開くということか…
ひとまず同僚を待ちます。
ちなみに、その間私はドアの前で、管理人さんが持ってきてくれた椅子に座っていました。
スマホをいじっている間に鍵屋②登場です。
こちらは現場系の雰囲気。鍵屋のTシャツを着ています。
再び電動ドリル登場。
鍵穴に針金を通したり、モニターで鍵穴内部の様子を伺ったりもしていました。
何度も何度も電動ドリルで穴を開け、ついに鍵穴が取れ、家の内部が見えるところまで来ました。
いよいよ開くか?
洗濯機を回しっぱなしで来たので、早く干したいなと思いつつ様子を伺います。
しかし、いっこうにドアは開きません。
そのうちドアの下部や上部にも穴を開け始めました。
ええええ…
このドア、これからどうやって修復するの?
疑問に思いGoogle翻訳を通して聞くと、「別のドアを持ってくる」とのこと。
Hoy?(今日?)と聞くとHoyとの返事。
本当に今日来るのかな…ドアだけ開いて閉められなかったら困るよ…
そうこうしているうちに自分のお昼も食べないまま娘のお迎えの時間になりました。
「Tengo que ir a la escuela」(学校に行かないといけない)と管理人さんに伝えると、ドア修理は見ていてくれるとのことだったので、ひとまずお迎えへ。
急いで帰ってみると、ドアが開いている!!!!!
良かった~!!!
その後、どこからか新しいドアを持ってきて取り付けていました。
どこから持ってきたのかは謎です。
取り付けるのもかなり大変そうで、何度も壁にドリルで穴を開けながら微修正していました。
ここで鍵屋①も戻ってきて、鍵屋①②と管理人さんの3人態勢でした。
結局全て完了したのは鍵屋到着から5時間半後。
鍵屋さん、管理人さんも大変お疲れ様でした。
「いやぁ本当に大変でしたね、お疲れ様でした」と全力で労いを伝えたかったのですが、私の拙いスペイン語だと「Muchas gracious~!!」(とってもありがとうー!!)としか伝えられませんでした。ちょっと残念です。
私は椅子に座ってスマホでTwitter見たり課題のReading読みながら待っていただけでしたが、なんだかひどく疲れた1日でした。
冬や夜間ではなく、私が一人の朝の時間でまだ良かったです。
時系列のまとめはこんな感じです。
9時半:帰宅
10時:鍵屋①到着
11時:鍵屋②到着
14時:鍵が開く
15時半:新しいドアが取り付けられる
学んだ単語はこちら。
強い:fuerte
鍵:llave
鍵屋:cerrajero
海外生活、色々ありますね。先日は洗濯機水浸し事件もありました。
アクシデントにもめげず、たくましく生き延びていきたいと思います。
Hasuta luego! (それではまた!)